90年代を代表するR&Bユニット・Dru Hillの歴史

1996年から20年以上活躍。世界を魅了してきた美しきハーモニー。
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2019.11.19 20:00

90年代を代表するR&Bユニット・Dru Hillの歴史


アメリカのR&Bユニット・Dru Hill(ドゥルー・ヒル)は、1996年にデビューして以来、メンバーチェンジを繰り返しながら、浮き沈みの激しい音楽業界の中で20年以上活躍し続けている。2017年発売のクリスマスEP作品も好評な彼らは、一体どんな歴史を歩んで来たのかを紹介する。




Dru Hill結成までの経緯


Dru Hillとは、1996年にデビューしたアメリカの4人組男性R&Bユニットである。メンバーはシスコ(Sisqo)・ウッディ(Woody)・ノキオ(Nokio)・ジャズ(Jazz)の4人で構成され、全員がメリーランド州のボルチモアで生まれた。なお、Dru Hillという奇抜なグループ名については、ボルチモアの中心部にあるDruid Hill Park(ドルイド・ヒル・パーク)という公園に由来する。


年齢的にはオリジナルメンバー全員が1978年生まれで、高校の同級生である。グループの発祥はシスコ(本名=Mark Andrews)とウッディ(本名=James Green)が中学校で出会った事にはじまり、1992年にDru Hillというユニットが結成された。その後、ノキオ(本名=Tamir Ruffin)など数人のメンバーがDru Hillに加入したが、1994年にフリート(Fleet)とトーマス(Thomas)の2人が離脱し、替わりにジャズが加入。この時に、シスコ・ウッディ・ノキオ・ジャズの4人体制が出来上がり、R&Bユニット・Dru Hillは本格的な活動をスタートさせた。



1996年にデビュー


地元にて本格的な活動をスタートし、1995年にはあるパーティーで「Island Black Music」というUniversal Music Groupの大手レーベルの社長の目に留まる。Dru Hillというユニットの圧倒的な才能に惚れた社長は、彼らと即契約を結んであっという間にメジャーデビューする事が決まった。そして翌1996年の夏、ウーピー・ゴールドバーグ主演映画「Eddie」のために制作された「Tell Me」という曲でデビューする。


発売後、このシングルはアメリカのR&Bチャートで5位にランクインしたほか、総合チャートでも上位に食い込み、順調なスタートを切った。このヒットシングルを収録したデビューアルバム『Dru Hill』が同年11月に発売されると、こちらも全米R&Bチャート上位にランクイン。この事により、当時18歳のティーンエイジャー4人のDru Hillという将来有望なユニットに対する注目度は一気に高まった。





セカンドアルバムがメガヒット


1997年に入って、ファーストアルバムから3つの曲をシングルカットしたが、そのうちの2曲が全米R&Bチャートにて第1位を獲得。そんな上り調子の中で2ndアルバムの制作期間に入り、まず1998年6月に先行シングル「How Deep Is Your Love」をリリース。この作品はR&Bチャートで首位を獲得しただけでなく、総合チャートでも第3位を獲得した。


そんな大ヒットシングルを含むセカンドアルバム『Enter the Dru』を同年10月に発売すると世界中で大ヒットし、アメリカだけでも売り上げが200万枚に達した。このアルバムのメガヒットにより、Dru HillはアメリカのR&Bミュージック界にて確固たる地位を築く。




2000年代以降の活躍ぶり


2000年代に入ると、Island Black Musicを離れて同じくUniversal Music Group内のレーベルである「Def Soul Records」に移籍。そして、2002年には新レーベルより3rdアルバムを発売した。ただしその後、メンバーチェンジが繰り返されるようになり、CDのリリースからは少し遠ざかるようになる。しかし、2010年に8年ぶりとなる4thアルバム『InDRUpendence Day』をリリースすると、全米R&BチャートにてTOP10入りするヒットを記録して健在ぶりをアピールした。また、2017年にはクリスマスをテーマとしたEP盤『Christmas in Baltimore』をリリースしたが、こちらの作品も世界各国で高い評価を受けている。



written by 編集部


photo: facebook





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